静岡弁理士 田中智雄の知財ノート | 田中特許事務所

仮想通貨・ブロックチェーンの特許ポートフォリオ

挑戦する人と応援する人をブロックチェーンでつなぐ

特許第6762647号

目的を達成した場合にトークンを与えることを条件に自分を応援してくれる人を募る発明です。

 

達成したい目的の内容を決めます。

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目的を達成した場合にトークンを配分する応援者を募っています。

目標を達成した場合に応援者にトークンを配分しています。

トークンの量に応じて仮想通貨を貰うことができます。

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【発明の構成】

挑戦者が達成すべきチャレンジに関する契約条件が満たされたか否かを判定し、契約条件の判定結果に基づいて、ETHを配分するトランザクションを生成する第1のスマートコントラクト、
第1のスマートコントラクトからが配分され、挑戦者から応援者に対して配分可能なサンクストークンの残高を管理し、応援者のサンクストークンの残高に基づいて、ETHを応援者に配分するトランザクションを生成する第2のスマートコントラクト、

 

【note】

ベンチャがストックオプションというインセンティブを与えるように、応援者に仮想通貨というオプションを与えています。

何かの目標を成し遂げるのに応援者の存在は力強いものです。

ただ何か人的・経済的な関係がある人を応援することはできますが、何の関係もない他人を応援することはできません。

今回の発明は意図的に作り上げた「経済的」な関係を餌に、応援者を募るという仕組みです。

 

目的が成就したら挑戦者から応援者へ仮想通貨を贈るのですが、今回の発明は二段階オプションになっています。

最初のオプションは挑戦者から応援者にトークンを与えるというオプション。

二番目のオプションは応援者が持っているトークンの量に比例して仮想通貨を与えるというオプション。

トークンの量に応じて仮想通貨を贈るというところに工夫を感じます。

 

応援者に配分するトークンは譲渡できるので、挑戦者を直接知らなくても、ある応援者から譲渡されたトークンを持てば、挑戦者の応援者になることができます。

 

挑戦者と応援者との間で直接仮想通貨を贈るという仕組みでもよいのですが、トークンの量に応じて仮想通貨を贈る量が決まるので、応援者は挑戦者を継続的に応援したくなる仕組みができあがります。

 

継続的に応援できる目標とは何か。

例えば、毎日の運動。

今日は、何キロ、何分という目標や、1ヶ月の間に何キロ、何時間走るという目標を公開設定します。

挑戦者の属性や過去のチャレンジ結果をみて、この人なら応援できる、つまりこの人を応援すればトークンを貰えるという邪な考えが生まれます。

金銭で人の心を動かすというなんともうまくできた仕組みです。

 

 

一時期流行ったサッカーくじや、海外で流行しているオッズなど、経済的な利益の享受を目的に人やチームを応援するという懸賞すべてに応用できます。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄