静岡弁理士 田中智雄の知財ノート | 田中特許事務所

仮想通貨・ブロックチェーンの特許ポートフォリオ

ブロックチェーンを使ってジョブマッチングを行う

特許第6713588号

求職者の勤務実績が記録されているブロックチェーンにアクセスして必要な求人を行う発明です。

 

求職者の過去の勤務実績をブロックチェーンに記録します。

求職者から求人があったら、人材会社はブロックチェーンにアクセスして勤務実績を取得します。

勤務実績を考慮して求職者が希望する求人案件を抽出します。

求職者が選択した求人案件を登録した企業に求職者に関するデータを送信します。

 

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【発明の構成】

求職者から求人案件に関する検索指示を受けたら、求職者の希望条件データ及び前記共有データベースに記憶された求人案件データ、ブロックチェーンのネットワークに流通する求職者の勤務実績データに基づいて、検索指示に合致する求人案件データを抽出、

求人案件が確定した場合には、求人案件を登録した企業に対して、求職者データを送信、

 

【note】

求職者と求人企業のマッチングシステムです。

求職者の過去の勤務実績をブロックチェーンに記録していることから、頻繁に仕事を変えるテンポラリーな人材マッチングを想定していることがわかります。

 

ブロックチェーンに求職者の勤務実績を記録する理由として、求職者の個人情報に該当するデータの耐改ざん性、安全保障を上げています。

ブロックチェーンに個人データを書き込むことが安全かどうかはさておき、求人者の勤務実績という求人企業が知りたい情報がアクセス自由なブロックチェーンに書き込んでいるところがエッセンシャルです。

求職者の勤務実績は、普通は企業内の評価にかかるものであり、表に出ることはありません。

この勤務実績を敢えて誰でもアクセスすることができるブロックチェーンに記録するのですが、個人情報の扱いについては近年はとてもデリケートなので、運用する場合はブロックチェーンへの書き込みに対して同意を得なければならないでしょう。

 

これと似たような仕組みとして、クレジットカードの発行審査があります。

クレジットカードの発行会社は、カード申し込み者の属性として過去の事故履歴を重視します。

事故情報をクレジット発行会社がアクセスできるDBで共有しています。

このDBはだれでも見ることができるので、個人に係る情報を共有して、必要とする企業がその情報を取得するという仕組みは公知ということになります。

 

求人側は勤務実績を知ることができ、求人側は勤務実績を知ってもらう、これにより採用してみたけど想像と違うというミスマッチの解消につながります。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄