ブロックチェーンマイニングの代わりに機械学習アルゴリズムの更新タスクを実行させてマイニングマシンのリソースを共有する

特許第6615946号

 マイニングマシンのリソースを別タスクにも割り当て、マイニングマシンのリソースを有効に利用する発明です。

 

 ブロックチェーンが成長するにつれてマイニングに必要なマシンパワーも大きくなります。

 現在では一台のマシンではスペックが足りず、グループマイニングによってスペックを補強しあっています。

 マイニングマシンをマイニングだけで占有してしまうのは勿体ない、というのが今回の発明の端緒です。

 マイニングに限らずマシンパワーが必要なタスクはいくらでもあります。

 今回の発明では、自動運転に必要な高い認識制度を実現するニューラルネットワークをあげています。

 ニューラルネットワーク、特に、自動運転に必要な高い認識精度を実現するためのトレーニングは、膨大な計算量が必要です。

 この計算タスクをブロックチェーンに参加するマイニングマシンに割り当てるという考えです。

 ブロックチェーンネットワークとの親和性と実現するために、ニューラルネットワークのトレーニングのためのアルゴリズムの更新に最も早く成功したマシンに対して報酬を与えています。

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 もっとも、現在ほどマイニングパワーが必要ないときは、個人が所有するマシンのリソースをマイニングに提供していました。

 TSSのように複数のクライアントからのタスクを時分割で処理する方法もホストサーバーのリソースのシェアです。

 なので、今回の発明のポイントは、特定のタスクに特化したマシンのリソースを利用するために、別タスクを特定タスクに代えて実行させる、というところでしょう。

 マイニングであれば、ナンスを見つけるためのタスクと同じ方法で計算できるタスクに代えて、別タスクをマイニングマシンに実行させることです。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄