録画データが改変されてないことを保証する

特許第6533924号

 画像データの改変の有無を知る発明です。

 

監視カメラやドラレコなどの画像を証拠として使うことが増えてきました。

証拠能力という点では、編集が容易な画像の証拠能力は高いとはいえません。

編集がされていないことを証明することも必要になるでしょう。

今回の発明は、録画データが改変されていないことを保証するために、ブロックチェーンを利用しています。

録画直後のデータのハッシュをブロックチェーンに記録します。

このときのハッシュと比較して、録画データの編集の有無を判断する仕組みです。

 

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コンテンツ保護をブロックチェーンを利用して実現するという仕組みがあります。

コンテンツをブロックチェーンに登録しておき、利用の履歴もブロックチェーンに残ることを利用して、無断利用を防ぐという仕組みです。

 

ブロックチェーンに記録した後の耐改ざん性を利用しているのですが、ブロックチェーンに記録する前の改ざん自由な状態についてはあまり注目されていません。

 

今回の発明は、録画直後のデータ、目的とするところは加工前のデータのハッシュを取得しています。

ただCCDで光電変換されるところまでの状態をミクロ的に観察すると、録画直後や加工前というのが一体どの段階なのかというのが気になります。

 

録画データの改変には光電変換されたあとのデータを使うので、極端にいえば光電変換直後のデータのハッシュということになるのでしょうか。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄