個人IDを開示するだけで免許証やパスポートに代わる本人確認を行う

特許第6494004号

個人情報を直接開示せずに個人情報に紐付いたIDを開示して個人情報を開示したときと同じ本人確認を実現させる発明です。

 

本人確認と称して免許証等の個人情報を提示させる機会が増えています。

個人情報を提示する機会が増えるにつれて煩わしく思うこともあり、また安易に個人情報の開示を求めることへの不安もあります。

 

今回の発明は、免許証等の個人情報を直接開示せずに、免許証等に個人IDを紐付けることで、免許証等を直接開示せずに本人確認を行う仕組みです。

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一度目の個人IDの開示において、その個人IDに対応づけられている個人情報を基に確認しして本人確認を行います。

本人確認に用いた情報の正しさを示すハッシュ値やその結果を確認者の署名とともに、ブロックチェーンに記録しています。

二度目以降に同様のサービスを利用する場合、サービス提供側で過去の確認結果を確認して本人確認を行う仕組みです。

 

個人IDと年齢情報とを対応させ、その正当性をブロックチェーンに記録しておきます。

例えば、店舗Aでお酒を買うときに、個人IDを開示し、さらに利用者が年齢情報を店舗Aに開示します。

 

店舗Aは、開示された年齢情報の正当性をブロックチェーンの記録に基づいて確認します。

さらに店舗Aは、個人IDと年齢情報に基づいて本人確認したことを署名を付してブロックチェーンに記録します。

 

つぎに店舗Bでお酒を買う場合、個人IDを提示したあと、年齢情報の開示に代えて店舗Aでの確認結果が記録されたブロックチェーンの情報を開示します。

店舗Bは、年齢情報がなくても、個人IDが店舗Aですでに年齢確認済みであることを確認して、年齢情報が開示された場合と同じような確認を行うことができます。

 

個人IDに紐付ける情報を、年齢情報、住所情報、名前情報に展開していき、個人IDで確認できる本人情報を増やしていきます。

 

個人IDを提示して、最初に本人情報を開示して、サービス提供者が確認をすれば、その記録をブロックチェーンに記録し、以降は、ブロックチェーンに記録されている確認結果を参照します。

同じような状況で、何度も免許証等を提示するという煩わしいオペレーションがなくなります。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄