ウェブサイトにアクセスした端末にマイニングさせてウェブサイトのマネタイズを実現する

特許第6345871号

管理しているウェブサイトにアクセスしてきた端末にマイニングの機会を与えて、マイニング報酬の一部をウェブサイトの管理者に還元してマネタイズさせる発明です。

 

マネタイズを希望するウェブサイトの管理者からの登録を受け付けています。

発行されたコードをウェブサイトに埋め込んでいます。

コードが埋め込まれたウェブサイトにアクセスしてきた端末にマイニングさせます。

マイニング報酬の一部を手数料としてウェブサイトの管理者に支払っています。

 

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【発明の構成】

複数のWebサイトに対して固有のコードを発行、
コードが組み込まれたWebサイトへのユーザ端末のアクセスに基づいて、ユーザ端末に対し、仮想通貨におけるマイニングのためのハッシュ値の計算を指示、
マイニングの結果として生じる報酬に基づく支払情報を生成、

【note】

ウェブサイトのマネタイズの代表的なツールはGoogle AdSenseです。

管理しているウェブサイトの枠に広告を表示させてクリック課金により報酬を得る仕組みです。

アクセス数が多いウェブサイトはそれが資産となるので、そのようなウェブサイトを利用してマイニングに参加する端末を集めようという考えです。

発明自体は、ウェブサイト管理者のマネタイズなのですが、この発明の面白いところは、端末所有者が自分が意識しなくてもマイニングに参加できるというところです。

マイニングに参加するためのコードが埋め込まれたサイトにアクセスすると、マイニング権が与えられます。

全く知らない間にマイニングに参加させられては倫理的にまずいので、コードが埋め込まれたサイトにアクセスして発掘権を獲得した端末に対してマイニングに参加するかどうかを訪ねています。

 

ただソロマイニングの成功率が低いため、最近では複数人がマイニングに共同参加するマイニングが主流です。

運営者から見れば、複数の端末のマシンパワーを利用できますが、端末間の連携がないため、端末側から見るとソロマイニングとなってしまいます。

 

運営者が各端末にどのようなマイニングを実行させるのかにもよりますが、グループマイニングをさせるなら、端末が報酬を按分するように、ウェブサイトの管理者に対する報酬も按分されるのでしょう。

 

ウェブサイト管理者のマネタイズとしてはとても面白い発明だと思います。

先行技術との関係で、運営者からのマイニング指令を端末のリソースに応じて可変するという構成が加わっています。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄