訪問のログをブロックチェーンに書き込み永久保存する

特許第6521344号

旅先でのログ情報をブロックチェーン台帳に書き込み永久保存する発明です。

 

訪問場所の位置情報を取得しています。

訪問場所で行った書き込み情報を取得しています。

位置情報と書き込み情報をブロックチェーンに保存しています。

訪問先の画像を取得しています。

書き込みと画像を含む書き込み画像を生成しています。

リクエストに応じて書き込み画像を表示させています。

 

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【発明の構成】

訪問の証となる文字列を含む書込情報を取得、
訪問場所の地理的位置情報を取得、
訪問場所画像を取得、
書込情報と地理的位置情報とを予め取得した固有のブロックチェーンアドレスに関係付けてブロックチェーンに保存処理、


寄付先が前記訪問者の操作に応じて自主的に選択指定されているとき、書込情報をブロックチェーンに保存する代償としての仮想通貨を寄付先に対応する送金先ブロックチェーンアドレスに送金、


固有のブロックチェーンアドレスに関係付けてブロックチェーンに消去不可能にそれぞれ保存されている書込情報及び地理的位置情報を取得し、訪問場所画像に訪問の証となる書込情報を付加した書込情報付加画像を表示対象として生成、

【コメント】

ブロックチェーンの不消去性という特徴を利用して、旅先でのログをブロックチェーンに書き込み永久保存する発明です。

ブロックチェーン台帳に書き込む情報として、旅先でのログ情報を想定し、旅先ログに必要な位置情報や訪問先画像を関連付けてブロックチェーンに書き込むという仕組みです。

 

ブロックチェーンに書き込むとき仮想通貨を利用料という形態で予め登録されている寄付先に送金する構成が先行技術との差別化を図るために付加されています。

 

発明の課題としてデータの消失やサービス停止に伴うデータの消去を解決する方法として、データの保存先をブロックチェーンに求めています。

今後、ブロックチェーンにマスデータを書き込めるほどの容量が確保されれば、例えばブログデータや写真データなどコンテンツの保存先として有効利用できそうです。

 

今回の発明は、ブロックチェーンの改ざん困難性を利用して、データの永久保存を実現するのですが、一度データを書き込めば、そのあとの改ざんもなく消去もないというブロックチェーンの特徴はメリットでもある反面怖いことでもあります。

データが消去できない、つまり好ましくないデータであっても消去できないので、書き込まれたら最後ということになります。

非中央集権管理のブロックチェーンであれば、悪意のある書き込みやデータの内容を事前排除できません。

 

田中特許事務所

弁理士 田中智雄